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宮大工として神社仏閣の設計・施工(新築・増改築・解体修理)、御神輿・山車の新規製作・修理をしています。近況報告や現場の状況などをご案内いたします。


by syajikomusyo
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ドールハウス

娘が通う育児施設からの依頼で、
子供のおもちゃを作ってみました

≪ドールハウス≫

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いわゆる「お人形さんごっこ」で使うお人形のおうちですね。



小さい子供は、テラスのところに人形と一緒に座って遊んでいるそうです



≪積み木≫

≪ポスト≫

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左側の積み木は1cmずつサイズの違うものが10種類あります
大きさを比べらながら揃えたりする訓練になるそうです

右側のポストは、木で作ったカードを上から入れると
下から飛び出してくるようになっていて、
小さい子供はそれが楽しいらしく、
何度も何度も、いつまでも遊んでいるようです


写真を見ただで、作ったものなので
市販のものと比べると見劣りするかもしれませんが
子供たちは喜んでいるようなので、
よかったです
# by syajikomusyo | 2010-02-17 09:55 | 近況 その他

2010年1月

すっかりご無沙汰の更新でございます。。。
あっという間に前回更新から一年以上たってしまいました。

≪2010年 平成22年 庚寅≫

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当社は今年も、新築などを含め、いくつかの工事が予定されております。

規模の大小にかかわらず、施主様のご期待以上のものを建立すべく
努力精進してまいります

また、その工事を通して、その地域に
「新たな歴史を創造し、永遠の未来に遺す」ための
お手伝いをさせていただければと考えております。

本年もどうぞ宜しくお願い致します
# by syajikomusyo | 2010-01-23 08:32 | 近況 その他

観音寺

立冬を過ぎ、ずいぶん寒くなりましたね。
ついこないだまで、シャツ一枚で平気だったのですが、
今は何枚か重ね着しております。。。

『観音寺』をご紹介いたします。


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柱の加工です。
丸柱は、始めに正八角形に仕上げ、その後、16角形・32角形・64角形
という手順で角を落としていき、最後は丸鉋(マルガンナ)で仕上げます。




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建方の途中です。
軒周りは二手先の斗供で、尾垂木もついております。




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小屋組みの様子です
軒周りには、括木(はねぎ)が、細かく入っております
軒裏に隠れてしまう部分ですが、瓦屋根の重量を支えるため、
お客様が見たら驚くような丸太が、ぎっしりと入ります。
しかし、ここをおろそかにすると、数年で軒の線が歪んでまいります。




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隅の軒周りを見上げたところです。
桧の美しさが、組物や軒の線の美しさを引き立たせます




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最近の新築では、比較的少なくなった方形(ほうぎょう)屋根です。
一見、地味な形にも見える屋根ですが、
それだけに、線を表現するセンスが問われる屋根です。
隅棟や軒の線が描く「曲線」だけがこの屋根の美しさを作り上げる。。。
玄人好みの屋根と言ってもよいかもしれません。




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# by syajikomusyo | 2008-11-13 11:39 | 寺院

光明寺倶会堂 その4

お待たせいたしました。
いよいよ最終工程です。

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屋根野地も終わり、瓦葺きが始まりました。



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「本葺き」なので、仕上がりは重厚な雰囲気になります。



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隅棟の鬼瓦です



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唐破風周りもできました



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屋根の頂点に取り付ける「宝珠」には火焔付きのものを使用しました



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飾り金物もついて、足場を取ればほぼ完成です



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室内の様子です。内部には、一般の人は入れない造りになっていますが、ガラス越しに中を見ることはできます。



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ついに完成です
# by syajikomusyo | 2008-10-23 08:44 | 寺院

光明寺倶会堂 その3

いつも、ご無沙汰しちゃって申し訳ありません
時々、思い出したように更新しております。。。

さて、すっかり間があいてしまった「光明寺倶会堂」の様子です。
懲りずに続きをご紹介いたしますね。

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唐破風に、裏甲をつけました。
唐破風の野地を支える野棟木も入れていきます



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括木(はねぎ)も入れていきます
この括木が、軒の重量を支えるための
重要な梁になります



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裏甲・括木・母屋がおさまり
野垂木・野地板を取り付け、下屋の部分が終わりました



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上屋根の工事に入りました
斗供を組み上げ、桁や隅木を乗せていきます



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地垂木と木負を取り付けたところです
上屋根は「扇垂木」で「居定垂木」のため、
加工の段階では、なかなか大変でしたが、
取り付けるのはそれほどでもありませんでした。



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裏甲を取り付け、母屋や括木を入れ
屋根野地に向かいます



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もうすぐ、屋根野地も完了です



つづく。。。
# by syajikomusyo | 2008-09-26 09:27 | 寺院

船玉神社

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すっかり、ご無沙汰しております。

久しぶりの更新です。



写真は、「船玉神社」です。

大きさは、基礎石部分で 9尺4寸×11尺4寸

本体部分で、間口5尺×4尺 向拝が3尺出ています
全体の高さがおよそ14尺です。

この神社は、近隣の漁業の安全を護る神様として
古くから地域の皆様に大切の護られてきた神社です。

しかしここ数年、老朽化が進み
「参拝の方にも危険が及ぶ恐れもある」
と判断し、建て替える事になりました

設計の段階から
「船をイメージした形にしたい」
という、宮司様の強い要望があり、
いろいろ調べましたが、「船の形をした神社」
と言うのは、他にはなかったのですが、
宮司様がご自分で、簡単なイメージの絵を書いてくださり、
それを元に、当社で図面をおこし、
宮司様に了承を頂き、着工となりました。

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屋根の正面は「軒千鳥破風」となっています
一般的に、「軒唐破風」と言うのは見かけますが、
千鳥破風というのは私自身、見たことがありません。
しかし、正面に取り付けた船の舳先の曲線に、
破風板の曲線が重なり、美しい形になりました。

社寺建築は伝統や決まりごとに忠実に仕事をしないと、
まったくおかしな物になってしまうのが、普通ですが、
今回に関しては、前例がないが、
面白いものができたのではないかと思っております。


宮司様を始め、関係各位の皆様のご協力の下、
このように素晴らしいものが完成しました。
この場をお借りして、心より御礼申し上げます。
# by syajikomusyo | 2007-01-20 13:51 | 神社
更新がすっかり遅くなってしまって申し訳ありません。。。

光明寺倶会堂の続きです。



f0072347_7191539.jpgいよいよ、現場での建方です。使う材料をすぐに出せるよう丸柱をならべます。


f0072347_721264.jpgこちらは小屋梁。今回は松丸太を使ってます。


f0072347_7225463.jpgクレーンを使っていよいよ建てはじめました。大工としては一番エキサイティングなところですね。


f0072347_728176.jpgあっという間に進んで(?)これは(二層目)下屋の屋根の斗供です。


f0072347_7285357.jpg化粧隅木が納まりました。


f0072347_7294766.jpgさらに進んで、正面の唐破風周りです。もう化粧裏板も終ってますね。


続きはまた次回。
今度は、早めに更新します!?
乞う、ご期待!
# by syajikomusyo | 2006-06-24 07:35 | 寺院

光明寺 倶会堂

大田区の光明寺境内に建てた「倶会堂」(八角堂)のご紹介。
重層八角堂、初層 斗供出組二軒(居定)、二層斗供二手先二軒扇垂木(居定)

下屋根はさほど難しくはないのですが、上の屋根が八角で扇垂木で居定という設計。
軒周りでやる細工のなかでも、最高級に近い仕様です。 

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まずは材木。今回は施主様の希望により、総檜造りとなりました。
最近では、これほど程度のイイ「檜」をそろえるのは、金額はモチロンの事、そもそも丸太がそれほどふんだんにあるわけではないので、総檜で建てる事は少なくなりました。ちなみに、この写真の材木は全体の3分の1です。


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この写真は、原寸型板です。大工さんがまず初めにする事は、図面に従い「原寸図」を書く事から始まります。そしてその原寸図を元に、反った部材や曲がった部材の型板を作ります。この原寸図と型板によって、建物のすべての部材を把握する事ができます。


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柱のキザミの様子です。今回は柱はすべて丸柱です。製材所で八角に製材してもらい、それを大工が正八角形に削ります。次にサシガネの裏目を使って正16角形にし、カドを落としていくことで、32角形⇒64角形、と言う具合にだんだん削っていき、最後は丸い刃の付いた「丸かんな」で仕上げます。最近では、機械で丸くする業者も少なくないのですが、やはり最後は手仕上げでないと、ツヤが出ないし、ツヤが長持ちしません。何より、触った感じがぜんぜん違います!


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今回は、念には念を入れて「仮組」をしました。二層部分の「扇垂木」の納まりを確認しておきたかったので。通常の四角の建物ならば、めったに仮組みはしません。なぜなら、「その必要がない」と考えるからです。それが当社自慢の職人の腕です。


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その軒周りの「化粧垂木」です。よく見て頂ければわかると思いますが、みな、曲がっています。「居定垂木」と言って反らしてあります。縦方向に反っていながら、横方向にも反っているので、木口(切り口)はひし形になります


この続きはまた。。。
# by syajikomusyo | 2006-02-21 19:03 | 寺院

はじめまして。

この度、ブログで近況報告をさせて頂くことになりました。
写真を多く載せて、社寺建築のできるまでの過程を
わかりやすくお伝えできればと思います。f0072347_10134553.jpg


ちなみに写真は、大田区 光明寺倶会堂です。
# by syajikomusyo | 2006-02-17 10:13 | 近況 その他